ルンバを買った。
これで掃除は終わると思った。
終わらなかった。
ただし、ルンバが失敗だったわけではない。
むしろ、床掃除を毎日考えなくてよくなった。
問題は、ロボット掃除機に全部を任せようとしたことだった。
床全体を自動でやる掃除と、今ここだけ吸う掃除は、そもそも役割が違った。
ルンバが「終わらせてくれなかった」場所
ルンバは毎朝、タイマーで動く。
出かけると、床がきれいになっている。
それは本当だ。
でも子どもが食べこぼしたのは、今だ。
ルンバは次の朝まで動かない。
椅子の下に広がったパンくず。
テーブルの脚のそば。
ソファと壁の隙間。
「今すぐここだけ吸いたい」が、1日に何度かあった。
階段の埃も残った。
ロボットは段差を越えられない。構造上の問題だ。
ここでようやく、掃除には種類があると気づいた。
毎日勝手に進めたい掃除と、気づいた瞬間に終わらせたい掃除は別物だった。
ロボット掃除機とコードレス掃除機は、競合しない
最初、ルンバの性能が足りないのかと思った。
違った。
ルンバは「床全体を、勝手に」やる家電だ。
「今ここだけ、すぐに」には向いていない。
それぞれが得意なことが、最初から違う。
ルンバ=床全体を自動で、毎日。
コードレス掃除機=気になった場所を、その都度。
「どっちが優れているか」じゃなく、「役割が違う」。
そこに気づくのに、少し時間がかかった。
1台で全部を終わらせようとすると、できない場所ばかり気になる。
でも役割を分けると、ルンバにできないことまで責めなくて済む。
じゃあ、何を足せばいいか
俺が欲しかったのは、吸引力ではなかった。
子どもがパンを落とした時に、3秒で手に取れることだった。
階段のほこりが気になった時に、
わざわざ掃除機を出さなくて済むことだった。
つまり、強い掃除機がほしかったというより、手に取るまでの判断を減らしたかった。
自分の家でどう使うかは、使ってみないと分からない部分が多い。
「スペックが良ければ合う」とはならないのが、掃除機の難しいところだ。
試してから決めたい場合は、レンティオで掃除機を借りることもできる。
使ってみて合わなければ返せばいい。
掃除機を増やすより、役割を分ける
ルンバを買えば掃除機はいらない、と思っていた。
そうじゃなかった。
ルンバは、掃除を毎日考えなくて済むようにしてくれる。
コードレス掃除機は、気になった場所をその場で終わらせてくれる。
どちらか一方が正解ではない。
家の中で残っている判断が違うなら、必要な道具も違う。
ただ、道具を増やせば全部が静かになるわけでもない。
家電を増やすと、手入れやエラー確認も少し残る。
その話は、別の記事で書いた。
→ 時短家電を増やしたら、手入れまで増えた
まとめ
1台で全部を終わらせようとすると、どこかに「終わらない場所」が残る。
ルンバがあれば掃除機はいらない、と思っていた。
そうじゃなかった。
役割を分けた方が、考えることが減る。
設計は、重ねるほど静かになる。
← 前の記事:ロボット掃除機を買って気づいた「掃除しない生活」の正体
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