横になっても、頭が動いている。
仕事のこと、息子のこと、来週の支払い。
体は疲れているのに、思考だけが止まらない。
ドライバー仕事は体を使う。
帰宅すると足が重い。肩が痛い。
それでも眠れない夜がある。
体だけの問題ではなかった。
俺の場合は、頭の中がまだ動いていた。
体は疲れているのに、頭の中だけが動き続ける夜がある。
俺は先に、頭の中の入力と未完了を減らす必要があった。
やることは3つだけ。
道具もいらない。我慢もいらない。
脳と体の疲れは、別物だ
体が疲れているのに眠れない夜がある。
「疲れているから早く寝ないと」と思うほど、目が覚める。
そういう夜が、40代になってから増えた。
原因を探っていたとき、気づいたことがある。
体の疲れと、脳の疲れは種類が違う。
体が限界でも眠れない夜がある
仕事で8時間ハンドルを握っていた日がある。
足がむくんでいる。肩が固まっている。
それでも布団の中で1時間、目が覚めていた。
疲れているのに眠れない。
そのちぐはぐな感覚が、ずっとよくわからなかった。
俺の場合は、頭の中がまだ動いていた
横になった後も、頭が動いていた。
今日の失敗。息子の様子。来月の車検代。
どれも今夜どうにもならないことが、順番に浮かんでくる。
体はもう休んでいい状態だった。
脳だけが、まだ仕事をしていた。
体を休めても、考えごとが残っていた
体は疲れているはずなのに、頭だけが起きていた。
先に落ちるのは、たぶん脳の方だった。
だから体がどれだけ疲れていても、頭の中が動き続けていると休みにくい。
俺は、体をさらに疲れさせるより、頭の中を片づける方が先だった。
手順1. スマホをベッドの外に置く
俺の場合、横になってからのスマホが大きかった。
少し見るだけのつもりが、頭の中へ新しい情報を入れ続けていた。
横になってスマホを触っていた
「少しだけ」のつもりだった。
気づいたら1時間が過ぎていた。
ニュースを見れば何かが気になる。
SNSを開けば誰かの投稿が目に入る。
動画を1本見たら次が流れてくる。
眠ろうとしているのに、脳への入力が止まらない。
夜のスマホは判断を増やす装置だ
スマホを触るたびに、小さな判断が発生する。
これを読むか、読まないか。
この動画を見るか、スキップするか。
判断のたびに脳は動く。
眠れない夜の正体は、判断疲れの上に判断を重ねていることだった。
脳が静まるタイミングがなかった。
充電器を廊下に置いただけで変わった
ベッドの横に置いていた充電器を、廊下の棚に移した。
それだけだ。
手が届かなければ、開かない。
開かなければ、入力が止まる。
入力が止まると、少なくとも考える材料は増えない。
意志の力はいらない。
手の届く場所から消した。
手順2. 頭の中にあるものを3行書き出す
スマホを遠ざけても、まだ頭が動いている夜がある。
そういうときは、別の原因がある。
何かを抱えたまま横になっている。
眠れない夜は何かを抱えている
仕事で言えなかったこと。
息子の保育園の件、まだ連絡していない。
今月の出費、思ったより多かった。
解決していないことが、頭の中に残っている。
片付けようとするから、ループする。
眠ろうとするほど、浮かんでくる。
スマホのメモでも紙でもいい
寝る前に3行だけ書き出すようにした。
「今日気になっていること」をそのまま書く。
整理しなくていい。
きれいにまとめなくていい。
頭の中にあるものを、外に出すだけでいい。
1分もかからない。
外に出した瞬間、頭が軽くなる
書いた直後、少し楽になる感覚がある。
脳の中に置いておくから、何度も浮かぶ。
外に出せば、脳が手放せる。
記憶しておく必要がなくなるから、繰り返さなくなる。
頭の中の「未完了リスト」を、紙の上に移す作業だ。
手順3. 「今夜は解決しない」と決める
書き出しても、まだ考え続けてしまうことがある。
そういうときは、もう1つだけやることがある。
許可を出す。
深夜に解決できることはほとんどない
眠れない夜に限って、重たいことが頭に来る。
仕事の人間関係。お金のこと。子どもの将来のこと。
どれも深夜に解決できない。
考えたところで、答えは出ない。
むしろ夜中に考えると、悪い方向にしか転がらない。
疲れた脳は、ネガティブな結論を出しやすい。
明日の自分に渡すと決める
「今夜は解決しない」と、声に出さなくていいから頭の中で決める。
「明日の自分に渡した」と思う。
それだけでいい。
解決を諦めるんじゃない。
今夜担当じゃないと決める。
明日の自分の方が、ちゃんと考えられる。
許可を出すと、考え続けなくて済む
眠れない夜の脳は、何かをしようとしている。
解決しようとしている。整理しようとしている。準備しようとしている。
「今夜はもういい」と決めると、同じことを考え続けなくて済む。
今夜の担当から外しただけで、少し力が抜ける。
それが眠りの入口だった。
3つとも、道具はいらない
特別なことは何もない。
アプリも、サプリも、瞑想も必要ない。
スマホを遠ざけて・書き出して・渡すだけ
手順をまとめると、こうだ。
1. スマホを充電器ごとベッドの外に置く
2. 気になっていることを3行書き出す
3. 「今夜は解決しない」と決める
順番は関係ない。
全部やらなくてもいい。
1つだけでも、やらないよりはずっと違う。
俺の眠れない夜で、減らせたこと
俺の場合、眠れない夜に増えていたのは、入力と未完了だった。
スマホで情報を入れ続けていた。
気になることを頭の中に置いたまま横になっていた。
解決しようとしながら眠ろうとしていた。
それをやめただけだ。
疲れているのに眠れない夜は、頭の中だけがまだ仕事をしているように感じる。
3つの手順は、俺にとって「今日は終わり」と区切る合図だった。
そのあと、気づいたら寝ている夜が増えた。
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