40代、お金より”機嫌”を守る方が大事だった。

FXをやっていた頃、家に帰ってもスマホを見ていた。

チャートを確認する。経済指標をチェックする。YouTubeで今後の動向を解説している動画を見る。

気づいたら、妻と話していなかった。子供が何を言っているか、聞いていなかった。

家にいるのに、頭は相場の中にあった。


家の会話が消えた

FXに熱中していた時期、家の空気が変わっていた。

夕食中もスマホを手放せない。経済ニュースが気になる。ドル円が動いていないか確認したい。

妻が話しかけてくる。「うん」と返す。でも内容が頭に入っていない。

子供が「パパ聞いてる?」と言う。「聞いてるよ」と答える。でも聞いていない。

会話が減った。笑いが減った。家の空気が重くなった。

お金を増やそうとしていたのに、大事なものが減っていた。


300万円と一緒に、何かを失っていた

FXで300万円以上溶かした。

お金を失ったことより、あの時期の家の空気を思い出す方が、今でも少しつらい。

機嫌が悪かった。余裕がなかった。含み損が増えるたびに、心が重くなった。その重さが、家の空気に出ていた。

お金を追いすぎると、機嫌が壊れる。機嫌が壊れると、家の空気が壊れる。それに気づくのに、300万円かかった。


今は違う

投資をオルカンに切り替えた。アプリを消した。チャートを見るのをやめた。

ドラム式洗濯機を買って、干すのをやめた。ホットクックを買って、献立を固定した。カードの管理を減らした。

やることが減った。判断が減った。頭の中が静かになった。

帰宅後にスマホを見る時間が減った。その分、子供の話を聞けるようになった。妻と他愛もない話ができるようになった。

家の空気が、少し軽くなった。


守りたかったのは、機嫌だった

投資を始めた理由は、お金を増やしたかったからだ。

でも今思うと、本当に守りたかったのは機嫌だったと思う。

お金の不安がなくなれば、機嫌が安定する。機嫌が安定すれば、家の空気が変わる。家の空気が変われば、子供との時間が変わる。

お金は手段だった。目的は、機嫌よく生きることだった。


「余裕」はお金より先に作るものだった

節約して、最適化して、効率を上げれば余裕ができると思っていた。

でも順番が違った。

まず機嫌を守る仕組みを作る。判断を減らす。疲労を減らす。頭の中を静かにする。

そうすると、自然と余裕が生まれた。余裕が生まれると、家の空気が変わった。

お金を増やす前に、機嫌を守る仕組みが必要だった。


最後に

完璧な生活じゃない。イライラする日もある。余裕がない日もある。

でもFX時代と比べると、家の空気は全然違う。

子供が「パパ、遊ぼう」と言ってくる。その言葉に、ちゃんと返せるようになった。

それで十分だと思っている。

 

→ 次の記事:機嫌がいい日と悪い日の、たった一個の違い。

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