息子は毎日マックに行きたがる。その2万円を、俺は残している

お金の設計

毎月、8万円を積み立てている。
本当は、10万円できる。
でも、あえて2万円は残してある。

その2万円は、貯めない。
家族に使うと、最初から決めている。

これは、投資を減らしたい話ではない。
老後のお金を考えることも大事だと思っている。
ただ、全部を未来へ送ると、今の家族時間まで削ってしまう気がした。

だから俺は、毎月の積立と、家族に使うお金を先に分けた。

2万円は、削るお金ではなく残すお金だった

10万円を積み立てれば、数字だけなら気持ちがいい。
投資している感じもある。
将来のために頑張っている気もする。

でも、その分だけ今使えるお金は減る。
外食に行くか迷う。
ちょっとした遠出をやめる。
息子が行きたがる場所にも、「また今度」と言いやすくなる。

俺は、それが少し嫌だった。

老後のために全部を積み立てることが、俺にとっての正解ではなかった。
増やすお金は8万円。
使うお金は2万円。
先に分けることで、毎回迷わなくて済むようにした。

息子が好きな近所の店に使っている

よく行くのは、近所の店だ。
はま寿司。うどん屋。マック。街中華。カレー屋。
どこも家から近くて、息子が好きなところ。

近いから、行くかどうかで迷わない。
「今日どこ行く?」で揉めることもない。
それも、たぶん大事なことだ。

息子は、マックが好きだ。
毎日でも行きたいと言う。

体にいいのか、と聞かれたら、わからない。
でも、嬉しそうにハンバーガーを食べている。
ポテトを一本ずつ、大事そうにつまんでいる。
ハッピーセットのおもちゃを、車の中まで握っている。

その顔を見ていると、まあ、ありかな、と思う。

毎回すごい場所へ連れて行く必要はなかった。
息子にとっては、近所のマックでも十分うれしい日になる。
俺はそこに、お金を使っていいと思っている。

遠出も、あの2万円の中で考える

遠出もする。
コストコ。嫁の実家。
実家までは、車で2時間かかる。
わざわざ行く価値があるのか、と思う日もある。

でも、じいちゃんとばあちゃんが、嬉しそうにする。
息子を抱き上げて、笑っている。
それを見ると、2時間も悪くない。

ガソリン代も、高速代も、たぶんあの2万円の中だ。

家族に使うお金を決めていないと、こういう支出は毎回小さな判断になる。
行くか。
やめるか。
今月は使いすぎか。

先に2万円を残しておくと、その判断が少し軽くなる。
これは浪費枠というより、家族の時間へ戻す枠だと思っている。

FXをやっていた頃は、こんな使い方ができなかった

FXをやっていた頃は、こんな使い方はできなかった。
お金は、増やすか、減らすか。
頭の中は、それだけだった。

家族と外食をしていても、どこか上の空だった。
目の前に息子がいるのに、頭ではチャートが動いていた。
今思えば、いちばん使うべき時間を、相場に取られていた。

今は、混ぜないと決めている。
増やすお金は、8万円。
使うお金は、2万円。

分けてから、ずいぶん楽になった。
投資をするか、家族に使うかを、毎回その場で考えなくていい。
どちらも大事だから、最初から場所を分けておく。

俺には、そのくらいがちょうどよかった。

老後のために、今の笑顔を削りすぎない

老後のために、今の笑顔を削りすぎる。
それは、俺には違う気がする。

もちろん、将来のために積み立てることは続ける。
でも、お金を貯めて終わりにしたくない。
使って、家族の時間に変わって、やっと意味になるお金もある。

息子がハンバーガーを頬張る、あの15分のために。
嫁の実家へ向かう、あの2時間のために。

俺は、毎月2万円を残している。
増やすためではなく、今の家族時間を消さないために残している。

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